12/17 東京神社探訪②(明治神宮 東京都渋谷区)の続きだ。更新が遅くなってしまった。あけましておめでとうございます。
午後の用事を済ませ、少し浮いた時間で靖國神社へと向かった。本当は東京大神宮に行こうと考えていたが、乗り換えの九段下駅近くに靖國神社があることに気づき、予定を変更した。東京大神宮はまた改めて行こうと思う。
靖國神社は明治時代以降の日本の戦争や内戦において、政府・朝廷側で戦い戦没した軍人らを祀る神社だ。また、遊就館と呼ばれる軍事博物館を擁しており、これを目当てに国内外から見物客がやってくる。遊就館も見学したため、これについても後で後述する。
九段下駅から左手に日本武道館を眺めつつ、歩道橋を渡り進むと大鳥居が見える。
大鳥居をくぐると大きな銅像が見える。
彼は大村益次郎といい、近代の日本陸軍の創設、靖国神社の創建に貢献した人なのだそう。
お洒落な休憩所を通過し、道路を渡ると第2鳥居が目の前に見える。
そのまま進み、目の前の神門をくぐると拝殿が見える。
御朱印の受付は拝殿の右手だ。
時間帯の問題も多分にあったと思うが人が多く、御朱印帳をお渡しし、書いていただけるまでそこそこ待つことになった。
靖國神社も他の神社と同様、御朱印帳に直接書いていただけるが書置きもある。
遊就館
靖國神社の見どころはもう一つある。冒頭でも触れた遊就館だ。
遊就館の外観は非常に綺麗なガラス張りだ。2002年に完成したそう。
写真左側のガラス張り部分は完全に開くことができ、そこから零戦を始めとした大きな展示品を搬入したのだろう。
零戦と泰緬鉄道SLは無料で見ることが出来るが、チケット料金を支払うことで奥の展示物も見れる。せっかくなので観ることにした。神社側の想定によれば、全て見終わるまでに120分。少し時間的余裕を持っておくと良いかもしれない。
大半は撮影不可だが、一か所だけ撮影できる大展示室というブースがある。
そこには野砲や戦車、彗星爆撃機などが展示されている。
また、海中・水上・航空特攻機も展示されている。
結婚することなく戦死した子供のために親が靖國神社に奉納した美麗な花嫁人形や兵士の遺書などは今もずっと印象に残り続けている。展示されている軍服や鉄帽の中には、ここに被弾して戦死されたのだろうな、と分かるような生々しい穴を留めるものもあり、これも印象に残った。
一度、ここをゆっくりと訪れ、静謐の中で物言わぬ展示品の迫力と対峙し、気圧されてみてはいかがだろうか。きっと忘れられない体験になる。